Light in Piazza...
Light in Piazza について(4月2日観劇)
Sabreさんに触発され書くことになりました。 あらすじや、詳しい解説はそちらで読んでください。 私のレポはレポじゃなくて自分の感じたままに書いております。 解釈がかなり違うんじゃないかという部分もあるかと思いますが、お許しください。 リンクはコチラ。 追記: 早速お友達からあらすじの訂正があったので、私が間違ってたところは消してそちらの方の正確な方のあらすじ書きました。3人からの証言なのでこれが最終稿です。 じつは私はショウの開始時間に間に合わず、第一幕はそれほど見てなかったりするんです。なので、もう一度真相を暴きに見てやろうかと考え中… 一幕は、とにかく愛愛愛。 FabrizioはClaraに一目ぼれ。お母さんまで青年の父Signorといい感じになってしまう。 これはただ旅で心が開放されてというわけではない。 お母さんMargaretは、旦那とうまくいってなかったのだった。仕事仕事とばかりいって、結婚生活にうんざりしていたところでもあった。”恋”のあのときめきをまた…とおもっていたところにSignorだったというわけだ。 この恋に対する淡い憧れは、一応重要だとおもわれる。 これがあるからこそ、自分の娘が恋に落ちたとき、どうするべきか悩むわけである。 女としてはあの恋の甘酸っぱさややるせなさが分かるし、是非とも応援してあげたい。 しかし母としては娘の障害を心配する身であって、結婚なんてことになったら大変。 そんな葛藤がところどころで出てくる。 これはやっぱり理解できますね、同じ女という立場なので。 あと愛といえば、Fabrizioの兄夫婦のエピソード。 彼らもなんだか愛し合っているんだけど、気持ちをストレートに伝えないものだから、いつも喧嘩ばかりしている。 兄嫁Franceは、兄Giuseppeに憤慨して(どうでもいいことが原因なのだけど)仕返しというか、怒りに任せてというか、そんな感じでFabrizioにキスをする。 「私はこのひとが好きなの!」と、全然本心でないことを言うわけです。 そこで、心はまだ12歳、体だけ26歳のClaraが憤慨。 He is mine! He is mine!と叫びまくる。 本当におかしなひとなんじゃないの?というぐらいにoverreactionです。 ここで観客は何かおかしいという疑問に確信を持つでしょう。 だって彼は私のもの!って言う人かなり危ないよ。 これはなんだかぞくっとした。 ストーカーとかが頭をよぎったわ... 自分がこういうセリフをはかないように理性を持とうと思った汗 話は戻り。第一幕はプロポーズで終わり。 第二幕はローマのシーン。Fabrizioのことばかり思っているものだから、何にも母の話を聞かない。でもこの演技って12歳じゃないんだよね。 もう明らかに大人の女性。 考えてみてください。12歳のとき、そんなに激しい恋できますか? その辺が非常に非現実的な感じがしました。 そうそう、母Margaretがフィレンツェに戻り、旦那に電話するんです。でもやっぱり彼はそっけなくて、彼女のことはこれっぽっちも考えていないようだった。 彼女の心はどんどん傾いていく。 そしてClaraの話(プロポーズされたことや色々)を話そうと思うが、決心が固まらず言いそびれてしまう。そして旦那はガシャリを電話を切る。 Margaretは旦那に相談せずにとうとう自分で決断を下してしまう。 結婚を許すということを。 結婚式のリハで、新郎新婦は書類を書かなければいけないしきたりになっていた。 名前や、生年月日や。。。 ここで、彼女は26歳と書いた。それをみた父Signorが激怒。 なぜなら年上だから。そのころイタリアでは女性が年上だとかなりの反対があったそうです。 (Sabreさんからの受け売り) その後、Margaretはこのままだと結婚がおじゃんになってしまうと思ったので、なんとかするためにSignorのオフィスに行って話しをする。 彼女はてっきりClaraの障害のことがばれたと思っていたのだけど(筆跡が子供っぽいからばれたと思ったのね)、 じつはSignorは障害のことまでは気づいていなかった。 そこで、Margaretは気づくのだ。彼が問題にしているのは年のことだと。 まだ障害のことについては気づいていないのだということ。 そこで彼女は適当に話をあわせ、障害のことはまた告げずじまいになってしまう。 彼女は彼を散歩に誘う。 二人の甘いひと時が流れる。 結局最後にはSignorも結婚を認め彼らは無事に結婚式をあげる。 ちなみにサイドストーリーである、Margaretと旦那の話。 旦那にClaraの結婚を認めたと告げる(電話で) 彼は激怒し、Margaretを責め立て、すぐ戻ってくるように言いつける。 このときMargaretは心の奥で彼が迎えに来てくれるかもとひそかな願いを持っていたに違いない。 でも案の定彼は結婚式にも現れず、最後まで悪人で終わってしまった。 こういう旦那だったから、不倫のような関係なMaragaretとSignorだけど許せるんだよね。でもSignorも妻いるじゃんよ!しかも彼らは仲良くやってるやん! なんとなく消化不良。 だって最後には彼らは結ばれるかも…!みたいな期待をさせる終わり方をする。 まぁ色々盛りだくさんでしたが、 私の解釈は、母と娘以外は、Claraの障害のことは最後まで知らない。 Claraは母が父と電話越しでその障害のことを話しているのを立ち聞きしてしまう。 そこで自分は脳に障害があることを知る。 でもそのあと、婚約者であるFabrizioに何にも言わないんだよね。 それはちょっとおかしすぎる気がした。 ただおろおろ泣いて、落ち込むだけ。事情は一向に説明しない。 結婚してから言うのかな? というか、言ったのかもしれないけど、それは重要な点ではない。 愛のささやきあいが重要なんです。 あと、彼女の自立とか。(母娘ともに) え?最後まで障害のことは言わないの?という疑問を持った方。 はっきりいって私もよく分からん。 でもそこは重要じゃないんだからいいのだ。 もう一回見に行けたら行きますよ… 現実味を求めると沢山の矛盾が出てくる作品なので、 ソープオペラだと思って見ればいいのです。 このひとがあのひとと寝て、あの人は誰かの彼氏を奪い取って、、、 そんな気軽な乗りのほうが楽しめます。 明らかにストーリーはソープだわ でも今思うとミュージカルってソープっぽいの多いね。 違うのよ、リンカーンセンターでやるのはソープっぽいのよ。 デッサローズとかもそうだし。 うーん。オススメ!というわけではないけど、 イタリア語分かる人は見に行ってはどうかしら? 雑談: 会場でイタリア語が分かる人はすごいいました。 やっぱりこういう観劇をする人たちって博識な方たち多いわね。 イタリア語もわかるんだね。 ラケージ見たときだったっけかなぁ? そのときはフランス語でちょろちょろしゃべってたけどそれでも爆笑してた人一杯いたし。やっぱり英語だけじゃだめなのね。 もうひとつぐらいしゃべれないと。 がんばろっと。 追記: 何で彼女は自分が障害があるってとと知らなかったのに26歳って書いたの?? あの時もう知ってたんだっけ…?あれ、彼女はいつ知ったんだっけ? もし知らないときにあの書類かいてたとしたら12って書くはすじゃないの!? うーんやっぱり矛盾してるわぁ
by k-cocol
| 2005-04-18 11:28
| Broadway
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